桐たんす一竿の修理のご依頼です。
100年ほど前のたんすで、ひび割れやゆがみが生じていました。
お客様のご希望により、時代仕上げにして、鉄製の脚を取り付けました。
丁番は従来のものを修理して使用しました。
修理品配送時に、別の婚礼箪笥2竿(W105×H191/W135×H191)を不要家具として引取りました。
狭山市に引取りに伺い、練馬区にお届けしました。
【価格】
桐たんす削り直し修理(W121×D41×H98.5㎝):229,900円(税込)
鉄製脚取付:35,200円(税込)
不要家具引取:6,000円(税込)※婚礼箪笥2竿
引取り/お届け配送料:12,000円(税込)
-------------------------
合計:283,100円(税込)
【お預かり期間】
約4か月
【Before】

右側下部の小引出用の扉の蝶番が曲がっているため、叩いて出来るだけゆがみを直して再利用します。
蝶番のゆがみは、正確に平らな形に戻らない可能性もございます。(今回は綺麗になりました)
また、扉を支えている蝶番の芯棒に代用として釘が使用されていたため、専用の固定具に変更する予定です。


台輪の背板が弱いため、約21mm厚の板材を補強に使用します。

天板の反りがかなり出ていました。
水を含ませて少し修正しますが、長い時間をかけて反っているため、平らにはならない可能性が高いです。(一時的に直っても元に戻ってしまう)
また、天板の反りの影響から上段の引出がで動きにくくなっているので、後ろ板上部を少し削り、引出の出し入れがしやすいように修理します。

背面の背板がめくれています。 天然の接着剤で固定し、破損している箇所には接ぎ木をします。
引出し内も同様の修理を施します。

【途中経過】

仕上がりの見え方のサンプルです。お客様は一番上の「時代仕上げの茶」を選ばれました。
「時代仕上げ」とは、表面をバーナーで焼いて炭化させ、真鍮ブラシで煤(すす)を落としてから砥の粉(とのこ)や蝋で仕上げる技法です。
味わいのある深みを出し、傷を目立ちにくくし、防虫・防水・防汚効果を高める効果があり、現代のインテリアにもなじみます。


金属脚部を固定するため、床板に補強材(約21mm厚)とベニヤ板5mm厚を使用しました。脚部の高さ分、3寸(約90mm)高さが高くなる予定です。
【After】

伝統的な桐たんすに鉄製の脚をつけることで機能性が加わり、デザイン的にもフローリングのお部屋にも溶け込む和モダンな佇まいとなりました。



古き良きものを大切にしながら、ライフスタイルに合わせてアップデートされた素敵なリフォーム事例です。
桐たんす削り直し施工例1はこちら≫
桐たんす削り直し施工例2はこちら≫
桐たんす削り直し施工例3はこちら≫
桐たんす削り直し施工例4はこちら≫
桐たんす削り直し施工例5はこちら≫
桐たんす削り直し施工例6はこちら≫
桐たんす削り直し施工例7はこちら≫
桐たんす削り直し施工例8はこちら≫
桐たんす削り直し施工例9はこちら≫
